後編◆モレスキン開封の儀!
こんにちは、南の海のぱむだ、なぷ(@saltsalmon720)です。
♬魔魅無 滅理苦利済!!満月のクリスマスは19年ぶりとつぶやきの森でうわさになっておりますが、そんなことよりハッスルしているうちのかぞくのほうが問題です。フリンジや房がすきなのですが、なんというか、ありとあらゆるふさふさしたものがかぞくのえじきです。
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本日の720式手帖生活は―
- 本文突入!モレスキンマンスリー
- じっくりみてみての感想
- 次回予告
の、三本でお送りいたします。
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◆前回までのおさらい
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◆モレスキンマンスリー、本文ページ
ちょっとだけ復習、中表紙。
ちなみに、ページ下部には公式サイトで便利なテンプレートがDLできるといった添え書きがあります。
(テキストはすべて英語です。)
ご親切に、どうも!*2
1.パーソナルデータ
ちょっとびっくりしたのが、前の記事にかいた「落とした方へのメッセージ」やパーソナルデータなどが最初のページにあること。
たいてい、日本の手帳はいちばんさいご、「奥付」と呼ばれるページに併記されていることが多いのです。
お国柄の違いでもあるのでしょうが、たしかに、ずーっと手帳をぱら見したのちの、「拾ってくれた方へ、これは○○の手帳ですうんぬん」とあるよりは、表紙を開いていきなりどーん!とあった方がプライバシーは守れるかもしれません。*3
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そんなパーソナルデータの内容は、
- 名前
- 苗字*4
- 住所
- 電話番号
- 携帯番号/メールアドレス*5
- 仕事先住所
- 電話番号/FAX番号
- 携帯番号/メールアドレス
- ウェブサイト
- かかりつけ医師/電話番号*6
- 血液型/rh式血液型*7
- アレルギー*8
- IDカード/有効期限*9
- 旅券番号/有効期限*10
- ナンバープレート(車)*11/ナンバープレート(バイク)*12
- 運転免許証番号/有効期限
2.2016年カレンダー
- 2016/平成28年、といった西暦/和暦表記がページの上部、左右にある
- 色はワームグレーのみ、色分けなし
- 1月/January、日本語/英語表記
- 月曜始まり、曜日表記は日本語
- 月の左列に週数(Wk)
- 左ページに1月~8月、右ページに9月~12月
3.2016年年間ページ
- カレンダーページと同じく、ページ上部に2016/平成28年
- ワームグレー単色刷り
- 1月/January表記。なぜか横書き。*13
この横書きが、とても気になったのでアンケートにも書かせていただきました。
もういっそブラウニー手帳みたいに、横に倒して全部横書きにするか、その一か所だけの横書きを縦書きにしてはどうか!と思ってしまうのは、私が細かすぎるだけ、なのやもしれません…。
実際に使うとなると、記入する箇所でもないのでスルーしますが、すこしだけもやっとしてしまいます。
- 祝日日本語記載
- 週数
- 1ページに4か月分、計3ページで1年分
4.2017年カレンダーページ&年間ページ
2016年 年間ページののち、翌年2017年のカレンダーページ&年間ページがあります。
こちらは2016年のものとかわらないので、割愛いたします。
5.祝日/イベントページ 2016-2017
なんと、日本の祝日一覧表がついています。
ううん、なにぶんはじめてのモレスキンなため、今までがどうだったのかわかりませんが、なんだかうれしいですね。
よりそってくれている、感じがして、すてきだなあとおもいます。
似たページはEDiTさんの巻末ふろくにありましたね。
こちらは、海外の祝日一覧ページです。
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- 月ごとの祝日一覧
- 月→日→祝日名、罫線あり
- 左ページ 1月~6月*14
- 右ページ 7月~12月
6.2018年カレンダーページ&年間ページ
翌々年2018年のカレンダーページ&年間ページがあります。
こちらも2016年のものとかわらないので、割愛いたします。
7.タイムゾーン
おお、世界地図!
ちなみに、中心がヨーロッパなことにモレスキン/国外手帳らしさを感じます。
8.トラベルプラン/トラベルメモ
唐突に、スケジュール手帳のなかに挟まれる旅のページ。
なんだか、こちらは特化手帳*15ですが、『旅するEDiT』さんを思い出しました。*16
ほかにも、トラベラーズノートは、
日常を旅する
という、すてきなキャッチコピーを持っていますが、人生とはやはり、旅であると多くのひとが思って/感じている、そしてその眼には見えない、体感としての「人生」を記すものが手帳…海外でも、日本でも、それは変わらないと感じてうれしくなります。
と、夢みがちにいったところで、これはもっとがつがつした「ここに行くぜ!」という気負いや、気概を感じるページでもあります。
トラベルプラン
- 目的地/旅程
- 日時
- 関連書籍/メモ
トラベルメモ
- 目的地/旅程
- 日時
- メモ
左右の違いが正直よくわからないのですが、「行きたい」と「実際に行った」の差でしょうか。
要研究、ですね!*17
9.飛行時間
タイムゾーンからの流れで、世界の主要空港の飛行時間のページです。
ページ下部には、
*1回乗り継ぎ(最速オプション)
**2回乗り継ぎ(最速オプション)
表示されてる時刻は乗継ぎ時間を含んでいません。
飛行時間は飛行機の種類、風向き、乗継ぎ状況などの影響により変わることがあります。
との補足が書かれています。
憧れのひとは、スナフキンとキノである私にとって、夢が膨らむページです!*18
参考までに東京から一番時間がかかる空港はこの表内ではどこだろう?とみてみたら…
なんと24時間!(1回乗り継ぎ最速オプション)
ロンドンへの12時間フライトでもひいひい言っていた私には、まさに、想像も及ばない飛行時間です。
10.ダイアル番号、インターネットドメイン、ナンバープレートコード
スパイ映画に出てきそうだ!
と、真っ先に思いましたがおそらくスパイ映画の主人公はこのページなんて暗記していると思われます。
いままで聞いたことがないような国名がたくさんの略号とともに載っていて、読んでいるだけで夜が更けていきそうです。
11.度量衡換算/国際サイズ表
何度習っても覚えられない、1フィートが何センチか!*19
そんなお悩みもこのページがあればスパッと解決、というわけでもないと思いますが、換算ページです。*20
- 長さ
- 面積
- 容量
- 重量
- 温度
- 速度
- 洋服のサイズ
のデータが、日本人に馴染み深い単位へと換算できます。
海外旅行にガイドブックを持っていくのは大変ですが、モレスキンを胸ポケットにしのばせておくだけで、スマートに「あれっ何インチの靴を試着させてもらえばいいんだっけ」という事態に対処できます。
…自分で書いておきながらなかなか無いシチュエーションだなあ、と思いました。
*21
12.定規
センチだけではなくインチにも対応しています。
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◆マンスリーページ
1.マンスリーページ
- 2016年3月~2017年4月
- 月曜始まり
- ブロックタイプ
- 祝日記載あり、下段、日付の上、右そろえ
- 色替えなし
- 日曜日の右側に、メモとして使える空白マスあり
- 週数記載は薄い字でメモマスにあり
- ページ左上に和暦/月数
- 5週以上ある月は、5週目が6週目の併記
マンスリーの次のページは、横罫線の入った見開きのメモページです。
このページの次は、2016年4月のマンスリーページです。
以降、2017年4月までそれが続きます。
※印刷の色が2017年より少し薄くなります。
2017年4月の次からは、同様の横罫線で最終ページまでメモページが続きます。
帯台紙によると、メモのページ数は59ページ。
たっぷりかけるので、安心です。
2.ポケット
裏表紙はポケットになっています。
スリットが入っていたり、カードケースになっている訳ではなく、完全に「ポケット」です。
かなり感動しました。
これ、作るの大変ですよ…!
3.リーフレットとシール
リーフレットには、モレスキンの歴史の概略が書かれています。
赤いステッカーにはIDが記載されており、
(前略)万が一、当社の最善の努力にもかかわらず、何らかの不具合が見つかりました場合は、www.moleskine.com/quarityより当社までご連絡ください。その際には以下の指示に従ってください。当社のノート、日誌、バッグ、およびアクセサリーには、すべて内ポケットにID番号がついております。これを安全に保管してください。
といった内容がリーフレットに記載されています。
品質管理番号を配布している手帳、私、初めてみました…!
付属のシールは、灰・黄緑・赤の三色。
それぞれ仕事やプライベートなどテーマが決まっています。
表記は二か国語。
文字のない、アイコンも多くあり使い勝手がよさそうです。
しかし、せっかくかっこいいのにちょっと野暮ったく感じてしまいますね。わかりやすさはばつぐんなのですが!
4.じっくりみてみての所感
多くのひとに愛されているだけあり、ソツと無駄のない手帳。
まず最初にそう感じました。
立ったまま書け、ポケットに入れても大丈夫なハードカバー、万年筆の抜けない紙、ちょっとしたチケットなどを入れておくのにもよいポケット。
日本の手帳なら、最低は黒と赤で二色で刷るものが多いところ、同系色でまとめた本文。
なんだかとってもストイックな手帳だなあ!
〝手帳はあくまで手帳であり、それを使うユーザーいかんで、ありようは変わる。〟
それはとても当たり前ですが、先に触れたテーマ特化型の手帳に多く慣れ親しんできた私には、逆に新鮮でした。
視認性は低いと評価してよいと思います。
やはり、祝日と土日は目立ったほうが(祝日が休日であるひとも、ないひとも)わかりやすい。それでも長年培われてきたフォーマットが、それを「No」といっているのでしょう。
似たような色で、薄い線と文字で構成されたマンスリーページ。
記入スペースは少ないです。
よほど字の小さい方でないと、このマス内に情報を入れ込むのは大変だと思います。
しかしそれは、言い換えるなら、「無視してもかまわない」ということでもあるのでしょう。
シンプルイズベスト、ユーザー次第でどんな風にも使える、心地よい放任がモレスキンにはあります。
これから一年、どうやってこのモレスキンマンスリーとつきあっていくか、寒い中でも夢が広がります。
うっかり撮り忘れていた裏表紙下部の、エンボス加工のモレスキンロゴ。
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いかがでしたでしょうか。
かぞくの執拗な妨害にもめげず、なぜか前後編の文字量配分がまたしてもおかしくなってしまいました。*22
深夜なだけあり、ふだんにも増してふんわりした文章になってしまい、ちょっと反省しております。
悪くいえば味もそっけもない、そんな手帳だからこそ、飽きずにいつまでも使っていられるのではないかな?と使う前から感じたわくわくが、うまく伝わっているとよいのですが!
そんなモレスキン日本語版は、2月発売とのこと。
日本語表記を待ちわびていたモレスキナーの皆さま、ゴムバンド好きな皆さま、裏抜けに悩む皆さま、ぜひ店頭にて実物をご確認ください!
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◆次回予告
出社時刻まであと3時間!
次回、720式手帖生活は、
「あけましておめでとう!今年もよろしくお願いします!」
でお送りします!
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ここまでよんでいたき、おありがとうございます。
それでは、また。
Have a good techo life!!
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*1:私の72の秘密特技のうち、ひとつは「筆記体を書ける」です。とうぜん、のこる71もどうでもいい内容の特技です。ちなみに一番覚えるのが大変だったのは「Q(大文字)」でした。
*2:えっと、皮肉です。英語への苦手意識をどうにかしたいいいとししたおとなです。
*3:すべては、拾った方の良識次第ではあります。
*4:とてもスペースが広いのは、お外の国ではミドルネームがたくさんある方もザラというやつでしょうか。
*5:野暮を承知でいいますと、メアドがこんなに短い試しがない。
*6:ちょっとびっくりしました。でもたしかに、街中で倒れた男性の胸ポケットから一冊の手帳が!というシチュエーションがあったらみ…見…?いや見ないと思うんですが!モレスキナーの方なら察せられるのやもしれません。最近は携帯電話がありますが、昔はいきなり意識を失ったひとの持病やかかりつけ医師情報は、財布や手帳頼りだったにちがいありません。ここでも時代の流れをかんじます。
*7:外国ではあまり血液型を気にしないと聞いたのですが、このrh式という単語をみて「あっかんぜん輸血目的…」とおののいています。使うシチュエーションがバッドなものしか想定できない年末思考です。
*8:ことここにいたって。わかった。わかりました。街中で倒れているひとの持ち物にモレスキンがあったらちゅうちょなく最初のページのみ開くことに、開くよう助言することにします!!
*9:社員証?有効期限をみるに、そうではなさそうです。
*10:いわずとしれたパスポート。旅券って、いつもひびきがかっこういいなあ、と思います。
*11:便利!!
*12:KAKKOII
*13:ある意味縦書きなのやも。
*14:もちろん6月にはなにも記載がありません。
*15:特化手帳(とっか-てちょう)【造語】(類)目的別手帳。一般的なスケジュール管理用の手帳とは違い、ある特定の目的を設けてデザイン・制作された手帳群。朝活・英語・受験・就活など多種多様に富む。例)ワナドゥ手帳(C)東急ハンズ
*16:交換EDiTさんをゆる友でやっています。後日別記事にて。
*17:燃えます。
*18:進路脂肪調査用紙に『旅人』と書こうとして思いとどまりました。
…思いとどまらなかったら、こうしてブログを書いていたり、かぞくにじゃまされてやきもきしたり、こんな現在はないかもしれない、と空想するのが趣味です。
*19:それでは、この表を使って考えてみましょう。
1㎝≒0.4インチ
1フィート=12インチ
すなわち、
1フィート≒30㎝
Q.E.D.!!(でもまたすぐ忘れる)
*20:ちなみに、翻訳ミステリーを読むとたいがいフィートの壁で登場人物のイメージにつまづきます。
*21:別にここに限った話ではないです。
*22:前半は3000文字くらいですが後半は6000文字です。